Vol.3 SETTA SANDAL
【鎌倉とサンダル】
もうすぐ夏が終わる。
今年の夏はそれらしいことはほとんどできなかったので少しでも季節を感じたくて浴衣にサンダルで鎌倉へ足を向けた。
訪れた報国寺は迫力のある竹林があることで有名なお寺で、
向かうタクシー内で運転手が通称”竹寺”と呼ばれていると教えてくれた。
強い日差しを竹と風が遮ってくれて
心が澄む素敵な空間だった。
抹茶で一息ついて目前に広がる竹林と途切れ途切れな蝉の声を聞いていると夏ももう終わるんだなあとしみじみ思った。
【CREDIT】
“SETTA SANDAL”
¥39,800(TOKYO SANDAL/THE BOOTS SHOP ☎︎03-6802-8083)、
羽織¥2,900、着物¥4,900、角帯¥2,900(CHICAGO HARAJUKU ☎︎03-6427-5505)
【江ノ電とサンダル】
2両編成のこじんまりとした江ノ電に乗って海へ向かう。
平日なのもあって乗客はまばらで、各々が好きなように佇んでいる。
僕だけが浴衣で来ていて気恥ずかしくもあったけどお気に入りのレザーのサンダルが自信をくれた。
由比ヶ浜駅で降りて少し歩く。
何度も見ているはずなんだけれど
海への景色が開ける直前はいつもワクワクしてしまう。
ふと見上げた空が高かった。
【海とサンダル】
海に着くと思ったより人がいた。
サーフィンしたり、泳いだり、ただ砂浜に座って海を見ていたり。
横目で見ながらハットをかぶって海沿いをずっと歩いた。
足が砂に沈み込んで疲れるけど
海に来ている高揚感が上回る。
思えば今年初めての海だった。
【CREDIT】
“SETTA SANDAL”
¥39,800(TOKYO SANDAL/THE BOOTS SHOP ☎︎03-6802-8083)、
浴衣¥3,900(CHICAGO HARAJUKU ☎︎03-6427-5505)、パナマハット¥32,000(Mr.FATMAN/THE FAT HATTER ☎︎03-6450-6506)
【STAFF】
Direction, Styling & Text @junya_chino
Photography @shinsaku_yasujima
Model @jieaanzheng