Vol.4 COUPEN
【労働者の肖像】
写真に写った古き労働者たちの肖像を見るのが好きだ。
顔に、衣服に、道具に、写るもの全てに当時かけていた時間が強く刻まれている。仕事をしている男の顔。
映画の登場人物が身につけている衣服や道具が、語り継がれ名品になることがある。それは製品としてのプロダクトの良さの上に物語の背景が乗ってくるからだと思う。
写真を見ることもそれに似ている。
動かぬ肖像に見る人それぞれが膨らませたストーリーが上乗せされて魅力が増していく。
【CREDIT】
ワークブーツ”COUPEN”(Rolling Dub Trio/THE BOOTS SHOP☎︎03-6802-8083)
〈カーハート〉のカバーオール¥6,490(ユーズド/CHICAGO JINGUMAE☎︎03-5414-5107)
〈ウォールズ〉のオーバーオール¥4,290(ユーズド/CHICAGO TAKESHITA☎︎03-6721-0580)
【引き継がれる憧憬】
ローリングダブトリオの定番、ミッドカットのワークブーツ COUPEN。
イタリアの老舗タンナーのホースレザーを使い、スチールトゥ搭載のこの本格派モデルは傷など気にせず履き倒して自分なりのヴィンテージに育てたくなる魅力ある一足。
ボロボロになるまで同じ時間を過ごして、いつか次の世代も憧れてしまうような写真に残せたら最高だ。
【CREDIT】
ワークブーツ”COUPEN”(Rolling Dub Trio/THE BOOTS SHOP☎︎03-6802-8083)
チェコ軍のライナー¥4,900、〈チャンピオン〉のスウェット¥3,900(ともにユーズド/CHICAGO TAKESHITA☎︎03-6721-0580)
〈オシュコシュ〉のデニムオーバーオール¥4,900、首に巻いたバンダナ¥1,000(ともにユーズド/CHICAGO HARAJUKU☎︎03-6427-5505)
【良い靴を履くと人と会いたくなる】
タフな作りから作業時に頼りになるのはもちろん、外へ出向く際の余所行きの靴としても活躍してくれる美しい丸みを持つラスト。
トゥの部分だけ磨きを入れて
無造作にマリンキャップでも
かぶって洒落てみれば、
出不精な人でも知り合いに会って
見せたくなるというもの。
【CREDIT】
ワークブーツ”COUPEN”(Rolling Dub Trio/THE BOOTS SHOP☎︎03-6802-8083)
レザーコート¥7,900(ユーズド/CHICAGO HARAJUKU☎︎03-6427-5505) 〈バーバリー〉のライナー¥7,900
(ユーズド/CHICAGO TAKESHITA☎︎03-6721-0580)〈ディッキーズ〉のペインターパンツ¥4,900、ツールバッグ¥3,900(ともにユーズド/CHICAGO JINGUMAE☎︎03-5414-5107)
Direction, Styling & Text @junya_chino
Photography @shinsaku_yasujima
Model: Daniel